私はある介護施設で10年働くベテラン職員です
毎日食事、入浴、排泄など日常生活を送る利用者さんたちのお世話で日々忙しく時間が過ぎていきます。
毎日ただ忙しいわけではないのですが、隙間時間を見ては認知症を抱えたじいちゃんばあちゃんと話をします。
私は今40代ですがばあちゃんたちは今90代。。ばあちゃんたちは若いと行って私は可愛がられています。
少し歩くとばあちゃんたちは嬉しそうにして笑顔でニコニコしながら私の手をさすってきたりします。
そんな日常を過ごしていた日々でしたがある日、この介護施設に入れ替わりで新しくおばあちゃんがくることになりました。
どんな方が来られるのだろうかと職員の間で話があったりしました。他施設で入所されていた情報など見たり、聞いたりして想像しながら来られる日を待っています。
新しく入って来られる方を想像してどんなセンサーをつけたらいいのか、など考えベッド周りを入念に設定していきます。歩行はできるのかできないのか、車椅子はできるだけ自分でこげるような車椅子なのか選定していきます。
新しく入って来られるおばあちゃんはどんな大きさなのか、車椅子や椅子など高さはどうかなど考え選定しておきます
職員どうしであーだこーだと言いながらベッド周りや車椅子の選定をしますが本人さんが来られるまでははっきりとしない
そんなこんなでしばらくすると新しく入って来られるおばあちゃんが入所されます。
すごくおとなしく、よそよそしい感じで上品そうなおばあちゃんなので職員は大丈夫そうだと安心していました。
その夜、職員2人で介護の夜勤をしていると新しく入って来られたおばあちゃんの部屋のセンサーが鳴ります
phsに部屋の番号が出て一度消すも部屋に行くまで何度も鳴っています。
何かあったのではないかと思い焦って走っていく。
部屋に着き、急いで部屋の中をみる。
夜の暗闇で足元灯がついている。窓から少し見える景色は真っ暗でカーテンは少し空いている
おばあちゃんはどこに?
おばあちゃんはベッドの横にあるゴミ箱に頭を突っ込んでいた。

それからは見守りが難しいとなり夜勤の時間帯は起きておられる際は夜勤での見守りが必須となった。
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