iOS 26でiPhoneに「低速充電」と表示される原因を解説。表示の確認場所や消し方、有線・ワイヤレス充電で必要なW数、20W・30W・40W充電器の選び方が分かります。
iOS 26へアップデートしてから、「設定」のバッテリー画面に**「低速充電」**と表示され、故障したのではないかと不安になっていませんか。
結論からいうと、「低速充電」はiPhoneやバッテリーの故障を知らせる警告ではありません。
現在使っている充電器の出力が低く、もっと速く充電できる可能性があることを知らせる表示です。
AppleのiPhoneユーザガイドによると、7.5W以下の有線充電器や、10W未満のワイヤレス充電器を使用している場合は、充電に時間がかかることがあります。
この記事では、「低速充電」と表示される主な原因、表示を消す方法、iPhoneに必要な充電器のW数を分かりやすく解説します。
iOS 26の「低速充電」とは?
「低速充電」は、接続している充電器がiPhoneに最適な電力を供給できていない場合に表示される案内です。
確認する場所は次のとおりです。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップする
- 充電状況の欄を確認する
ここに「低速充電」と表示されている場合は、充電自体はできていますが、本来より時間がかかっている状態です。
Appleは、充電が遅くなりやすい目安として次の出力を挙げています。
| 充電方法 | 低速になりやすい出力の目安 |
|---|---|
| 有線充電 | 7.5W以下 |
| ワイヤレス充電 | 10W未満 |
ただし、「低速充電」の表示が出ないことと、最高速度で充電できることは同じではありません。
たとえば10Wや12Wの充電器では表示が消える場合があっても、20W・30W・40W対応充電器より充電時間が長くなる可能性があります。
「低速充電」と表示される主な原因
5Wなど出力の小さい充電器を使っている
以前のiPhoneに付属していた小型のUSB-A充電器には、出力が5Wの製品があります。
5Wでも充電はできますが、現在のiPhoneを充電するには出力が小さく、「低速充電」と表示される可能性が高くなります。
就寝中にゆっくり充電するだけなら使える場合もありますが、外出前など短時間で充電したい場面には向いていません。
USB-A充電器を使っている
iPhone 15以降をUSB-A充電器で充電した場合、Appleによると最大7.5Wに制限されます。
ケーブルのiPhone側がUSB-Cでも、コンセント側がUSB-Aになっていれば、充電器側の出力がボトルネックになることがあります。
充電速度を上げたい場合は、USB-Cポートを備えたUSB Power Delivery(USB-PD)対応充電器へ交換しましょう。
10W未満のQiワイヤレス充電器を使っている
古いQi充電器や出力の小さいワイヤレス充電器では、実際の供給電力が10W未満になることがあります。
ワイヤレス充電は有線充電より電力の損失が発生しやすく、充電器の位置がずれている場合や、厚いケースを装着している場合にも速度が落ちやすくなります。
短時間で充電したい場合は、MagSafeまたはQi2対応充電器を選び、充電器に合った出力のUSB-Cアダプタを組み合わせることが大切です。
ワイヤレス充電器に対してアダプタの出力が足りない
「最大15W」「最大25W」と書かれたワイヤレス充電器でも、接続する電源アダプタの出力が不足していると最大速度は出ません。
たとえば、最大25W対応のMagSafe充電器で高速ワイヤレス充電するには、対応するiPhoneに加えて30W以上のUSB-C電源アダプタが必要です。
詳しい対応条件は、AppleのMagSafe充電器の案内でも確認できます。
充電器本体だけでなく、コンセントに接続しているアダプタのW数も確認してください。
2ポート充電器で複数の機器を同時充電している
2ポート以上の充電器では、iPhoneとApple Watch、モバイルバッテリーなどを同時につなぐと、合計出力が各ポートに分配される製品があります。
「合計40W」と書かれた充電器でも、2台同時に使うと20W+20Wや30W+10Wなどに切り替わる場合があります。
一度ほかの機器を外し、iPhoneだけを接続して表示が変わるか確認してみましょう。
パソコン・車・USBハブから充電している
パソコンや車載USBポート、USBハブは、ポートによって供給できる電力が異なります。
特に古いUSB-AポートやキーボードのUSBポートは出力が小さく、低速充電になりやすい場所です。
原因を切り分けるときは、USB-C充電器を家庭用コンセントへ直接つないで確認するのが確実です。
ケーブルや変換アダプタが速度を制限している
充電器が20W以上でも、劣化したケーブルや充電規格に対応していない変換アダプタを使用すると、十分な電力を供給できないことがあります。
端子のぐらつき、被覆の破れ、接続すると充電が途切れる症状がある場合は、ケーブルの交換も検討してください。
「低速充電」の表示を消す方法
「低速充電」には、表示だけを手動でオフにする設定はありません。
適切な充電器とケーブルへ変更し、十分な電力が供給されるようになると表示も解消されます。
次の順番で確認すると原因を見つけやすくなります。
1.20W以上のUSB-C充電器へ交換する
一般的なiPhoneを有線で快適に充電するなら、まずは20W以上のUSB-C・USB-PD対応充電器がおすすめです。
Appleの電源アダプタに関する案内では、iPhone 12およびiPhone SE(第3世代)以降の高速充電に、最低20WのUSB-C電源アダプタが必要とされています。
古い5W充電器やUSB-A充電器を使っている場合は、充電器を交換するだけで改善する可能性があります。
2.充電器をコンセントへ直接接続する
パソコン、ディスプレイ、USBハブなどを経由せず、充電器を壁のコンセントへ直接接続します。
直接接続して表示が消える場合は、途中で使用していたUSBポートやハブの出力不足が原因です。
3.ほかの機器を充電器から外す
複数ポート充電器を使っている場合は、iPhone以外の機器を一度外します。
ポートを1つだけ使ったときに充電速度が上がるなら、故障ではなく出力の分配が原因と考えられます。
4.ケーブルを交換する
iPhone 15以降ではUSB-Cケーブル、それ以前のLightning端子モデルではUSB-C − Lightningケーブルを使用します。
USB-PD充電に対応した信頼できるケーブルへ交換し、改善するか確認してください。
5.ワイヤレス充電器の位置とケースを確認する
ワイヤレス充電では、iPhoneと充電器のコイル位置がずれると効率が下がります。
MagSafeやQi2対応充電器は磁石で位置を合わせやすいものの、厚いケース、金属製リング、カードケースなどが間にあると正常に充電できないことがあります。
ケースやアクセサリを外し、iPhoneの背面中央へ充電器を合わせてください。
6.iPhoneを涼しい場所へ移動する
充電中にiPhoneが熱くなると、バッテリーを保護するために充電速度が低下したり、充電が一時停止したりすることがあります。
ゲーム、動画配信、カメラ、ナビなど負荷の高い機能を終了し、直射日光の当たらない涼しい場所で充電しましょう。
ただし、温度が原因の場合は「低速充電」ではなく「充電保留中」と表示されることもあります。
iPhoneの充電器は何W必要?
必要なW数は、iPhoneの機種と充電方法によって異なります。
以下はAppleが案内している高速充電の条件をもとにした目安です。
| 使用目的・機種 | おすすめのアダプタ | ポイント |
|---|---|---|
| iPhone 12~16シリーズの一般的な有線充電 | 20W以上 | USB-C・USB-PD対応を選ぶ |
| iPhone 17e・iPhone Airの高速有線充電 | 20W以上 | 約30分で最大50%が目安 |
| iPhone 17・17 Pro・17 Pro Maxの最大速度 | 40W以上 | 約20分で最大50%が目安 |
| 最大15WのMagSafe充電 | 20W以上 | 対応するMagSafe充電器が必要 |
| 最大25WのMagSafe充電 | 30W以上 | 対応機種・対応充電器が必要 |
迷った場合は、次のように選ぶと分かりやすいでしょう。
- 価格と小ささを優先する:20W
- MagSafe・Qi2や将来の買い替えも考える:30W
- iPhone 17シリーズを有線で速く充電したい:40W以上
- iPhoneとほかの機器を同時充電したい:合計45W~65W
AppleのiPhoneユーザガイドでは、iPad用やMacノートパソコン用の電源アダプタをiPhoneの充電に使用できると案内されています。
20W充電器でも「低速充電」が消えない場合
20W以上の充電器に交換しても表示が続く場合は、次を確認してください。
- 充電器がUSB-PDに対応しているか
- 20Wが合計出力ではなく使用中のポート単体で出せるか
- ほかの機器と出力を分け合っていないか
- ケーブルや変換アダプタが劣化していないか
- パソコンやUSBハブを経由していないか
- ワイヤレス充電器に必要な出力を満たしているか
- iPhoneが高温になっていないか
別の充電器とケーブルの組み合わせで正常になる場合は、元の充電アクセサリ側に原因があると判断できます。
どの充電器でも改善せず、充電が頻繁に途切れる、端子が異常に熱くなる、ケーブルを動かすと反応が変わる場合は、Appleサポートへ相談してください。
「低速充電」と間違えやすい表示
低電力モード
低電力モードは、メールの取得やバックグラウンド動作などを抑えて、バッテリー消費を減らす機能です。
充電器の出力を示す「低速充電」とは別の機能なので、低電力モードをオフにしても低速充電の表示は消えません。
充電保留中
「充電保留中」は、iPhoneの温度が高すぎる場合や低すぎる場合などに、バッテリーを保護するため充電を一時停止している状態です。
充電器のW数を上げるより、iPhoneを適切な温度へ戻すことが優先されます。
80%で充電が止まる
80%付近で充電が止まる場合は、バッテリー充電の最適化、充電上限、温度管理などが関係している可能性があります。
「低速充電」とは原因が異なるため、バッテリー設定も確認しましょう。
よくある質問
「低速充電」はバッテリーの劣化が原因ですか?
低速充電の表示だけで、バッテリーが劣化しているとは判断できません。
基本的には、接続している充電器から最適な電力が供給されていないことを知らせる表示です。
低速充電のまま使い続けても大丈夫ですか?
急いで充電する必要がなければ、そのまま充電できる場合があります。
ただし、充電しながらゲームや動画を視聴すると、消費電力が充電量を上回り、バッテリー残量が増えにくくなることがあります。
低速充電を設定でオフにできますか?
表示だけをオフにする設定はありません。
出力の高い充電器へ交換するなど、充電環境を改善する必要があります。
65Wや100Wの充電器を使っても大丈夫ですか?
USB-PDなどの対応規格と安全基準を満たした充電器であれば使用できます。
Appleも、iPad用やMacノートパソコン用の電源アダプタをiPhoneに使用できると案内しています。
低速充電なのに充電器が熱いのは故障ですか?
充電中はiPhoneや充電器が多少温かくなることがあります。
ただし、触れ続けられないほど熱い、焦げたにおいがする、変形している場合は使用を中止してください。
まとめ
iOS 26の「低速充電」は、iPhoneの故障を知らせる表示ではありません。
現在の充電器より出力の高い充電器を使えば、充電時間を短縮できる可能性があるという案内です。
特に確認したいポイントは次の5つです。
- 5W充電器やUSB-A充電器を使っていないか
- 有線なら20W以上のUSB-C・USB-PD充電器か
- ワイヤレス充電器に合ったアダプタを使っているか
- 複数ポートで出力が分配されていないか
- ケーブル、USBハブ、車載ポートが速度を制限していないか
一般的なiPhoneなら20W以上、最大25WのMagSafe充電なら30W以上、iPhone 17・17 Pro・17 Pro Maxの最大有線速度を狙うなら40W以上が目安です。
まずは家庭用コンセントへ直接つなぎ、20W以上のUSB-C充電器と対応ケーブルで表示が変わるか確認してみてください。




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